アナログ時代からの技術を今に引き継ぐ楽譜浄書
私たちが起業した40年ほど前の楽譜制作は、大きなサイズの厚紙に五線を引き、音符や音楽記号が彫られた判子で押印、Gペンや製図ペンで細部を仕上げるという超アナログな手工業の世界でした。そんな時代から弊社がひとつひとつ積み重ねてきた美しく整頓された読みやすい楽譜への技術やノウハウ、それはそのまま現代のパソコンを使った楽譜浄書にもしっかりと活かされています。
道具が「手」から「パソコン」に変わっても、演奏者ファーストで人間味あふれる楽譜への追求はまったく変わっていません。単純な記号としての音符に生命を吹き込むことが楽譜浄書の使命であるということを常に意識しつつ、スタッフ一同、日々作業を進めています。

ノーテーションソフトウェアと浄書サンプル

弊社では、業界標準の「Finale®」「Sibelius®」そして、Finaleの後継「Dorico®」の3種を状況に合わせて選択しています。日本国内の案件のほとんどは「Finale®」を使用して制作しており、諸外国、特に欧州出版社からの案件は「Sibelius®」がメインとなっています。クラシックをはじめ、ポピュラー・ジャズに至るまで、すべての楽譜は基礎的な音楽理論「楽典」と現代の「記譜ルール」に沿って制作しています。

Finale, Sibelius and Dorico
各楽譜の画像をクリックすると拡大表示されます。
楽譜浄書イメージ
ピアノ
ピアノ譜イメージ

ピアノ

ピアノ譜イメージ
歌曲(ピアノ伴奏)
歌曲イメージ

歌曲(ピアノ伴奏)

歌曲イメージ
ギターTAB譜
ギターTAB譜イメージ

ギターTAB譜

ギターTAB譜イメージ
管楽器二重奏
管楽器譜イメージ

管楽器二重奏

管楽器譜イメージ
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指定のスペースにジャストサイズの楽譜を作成

理論的にはどのようなサイズの楽譜データも制作できます。掲載スペースのサイズ指定をしていただくか、ラフレイアウトを拝見させていただくだけで、そのスペースにジャストフィットするサイズの楽譜データを制作いたします。

楽譜がメインの楽譜集には誌面サイズに最適な天地左右で、雑誌や教本に掲載する譜例などはスペースに合わせて自由自在なサイズでお作りします。レイアウト先行のDTPワークに完全対応です。

AI、AI-EPS、PDF/X、PSDなど、お客さま指定の形式でデータを作成します。配信用にはMusicXMLのお渡しも可能です。

AI、AI-EPS、PDF、PSD、MusicXML
制作中の菊倍判の楽譜集
制作中の菊倍判の楽譜集

制作中の菊倍判の楽譜集

制作中の菊倍判の楽譜集
雑誌特集記事に掲載の譜例
雑誌特集記事に掲載の譜例

雑誌特集記事に掲載の譜例

雑誌特集記事に掲載の譜例

楽譜中にキャプションや図版を挿入可能

楽譜中に説明文としてキャプションなどの文字を挿入したり、楽譜をまじえた図版を作成することもできます。また、レイアウトソフト上で文章中に楽譜などが必要な場合、文字組のサイズに合わせた楽譜や音符のインライングラフィックも作成いたします。

キャプション例

図版例

キャプション例
多色印刷や特色印刷にも対応

特定の音符や休符、記号類、文字などを色づけしたり、楽譜全体を指定のカラーに変更することが可能です。ブラック以外の色を使うことで視認性が向上したり、注目度が高くなります。DIC®やPANTONE®などの特色にも対応いたします。

色づけ例1
色づけ例2
●Illustrator上で行う日本語歌詞の文字詰め

弊社使用のノーテーションソフトはすべて欧米生まれのため、和文組版の最大の特徴である「文字詰め」が大変苦手です。特に音符1つに歌詞2〜3文字を当てはめるような場合、見た目のリズム感を維持しようとすると文字同士が重なってしまうことも多々あります。弊社では、Adobe Illustrator®を使って手動で文字の「詰め」を行うことにより日本語文字を美しく見せ、かつ楽譜のリズム感を損なわないよう配慮しています。

文字詰めの例
●採譜・編曲による楽譜起こし

楽譜集制作にあたって、掲載曲はすでに決定してけれど楽譜を起こす人が見つからない。そういった場合には、弊社が採譜・編曲による楽譜原稿起こしからお手伝いいたします。出版譜に精通した音楽コピースト・アレンジャーが楽譜原稿をお作りし、浄書作業まで一貫した工程での制作が可能です。
→採譜・編曲のページへ

●煩雑な著作権処理もお任せください

70年の期間、保護されている著作権。これに該当する楽曲を楽譜にする場合、著作権管理団体への許諾申請が必須です。弊社では、JASRAC、NexToneなどへの煩雑な申請手続きもお手伝いいたします。

●人間のミスを限りなく最小限に

お客様からお預かりした原稿は、作業開始前に必ず原稿上でキーの確認、譜面の進行、仕様の確認などの基本チェックを行ないます。万が一不都合のあった場合には、弊社の可能な範囲で編集を加えたりお客様に指示をいただいたりして、原稿をできる限り完全な状態にしてから実際の作業に取り掛かります。また、作業後にはデータを原稿と照らし合わせ、お渡しする前に仕様確認と品質チェックを行ないます。

この2重のチェック過程を経ることで、人間のミスによる誤記を最小限におさえ、初校お納めの時から高品質を維持するよう常に心がけています。

校正作業イメージ
●少量でも単発でも喜んでお請けいたします

小ロットの制作でもはじめてのご依頼でも、まったく遠慮なくご相談ください。五線1本、楽譜1ページから喜んでお請けいたします。詳しくは下記バナーをクリック。

少量・単発OK!
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